愛と勇気と焼きそばパン
俺はデブである。コーラを愛しサワークリームオニオンなんて実物を見たことがないのにプリングルスが好きである。
だが、焼きそばパンはあまり得意でない。
炭水化物+炭水化物だから駄目とか小麦粉バーガーを食べずに言うような野暮なことは言わない。
まぁでも出されたら食べるしなんやかんや食べる。
「あったら食べるけど自分じゃ買わない」ってぐらいだ。
何故好まないかを自分なりに考えてみた。
定義というか前提としてこれを挙げる。
1、焼きそばはソース味
これはいうまでもなく事実である。ソース味の物体と具である。
特に具が入っていない焼きそばはソースに食感を与えただけの食い物だ。俺は嫌いじゃない。むしろ結構好き。
2、焼きそばパンには具が大抵入っていない。
肉もキャベツもにんじんも入っている覚えがない。入ってても紅しょうがぐらいだろう。
ここから導かれる一つの結果は
「焼きそばパンはソース+パン」
である。
皆さんはパンにソースをかけて食べたことがあるだろうか?
俺はある。一人暮らしで安価でトーストに合うものがないか模索していた時に食った。
不味い。ひっじょーに不味い。パンにソースは合わない。せめてマヨネーズが欲しい。
まぁまぁソースパンよりかは焼きそばパンのがまだマイルドでマシだが合うもんじゃない。これが俺が焼きそばパンに食指が伸びない理由である。
え?じゃあコロッケパンとかカツサンドも嫌いなのって?
それは大好きなんだなぁ。なーんにもわかっちゃいないよ。
コロッケパンはコロッケとソースとパンが主な構成物だけど、
数式みたいな感じで表すと(コロッケ+ソース)+パンなんだよね。
コロッケ+ソースはもうむしろそれ自体がコロッケみたいなソースが無限になっちゃう感じなわけで相性とかのレベルを超越してるから合う合わないの話はコロッケ+ソースとパンの話になるわけだ。
これは合う。美味い。個人的にはファミマのタルタルメンチカツドッグが好きだ。
カツサンドも同じ理由である。
俺は店でよくあるしっとり系カツサンドより自分で作るカツと焼いたトーストではさんだ上あご削れるザクザク系カツサンドのが1.2倍ぐらい好きだ。
と、言うわけで俺は焼きそばパンが苦手なんだけど今更一言でまとめられる理由が思いついた。
「水分持ってかれる。」