世の中には良いポストと悪いポストがある
あなたは自宅以外の家庭のポストに触ったことがあるだろうか?
いや、家庭のポストに投函したことがあるだろうか?
意外とポストに触れる機会はないものである。
それこそポストに関わる仕事でもしていないと触らないものである。
かくいう自分もアルバイトをして初めてたくさんのポストと時間を過ごしたものである。
そこで、ここ2月で5000を超えるポストを見てきた私がポストを語りたいと思う。
と、いうことでポストがポストらしくポストを全うできるようなポストを皆さんが将来、または今ポスト選びに直面している人が選べるようにどのようなポストが良いものか、悪いものか、の判断材料にしていただければ幸いである。
ただし、今回の良い、悪いの基準は全て「ポストに投函する側」からの観点であり、一戸建てのポストに限ることにする。
・ポストに求められること
ポストに求められること、それはズバリ「投函しやすさ」に集約される。
投函する側にとってポストとはモノを入れるだけの存在である。デザインも一応関係無いとは言い切れないが、殆ど関係ないと言っても良い。
では、投函しやすさとはどのようにして決まるのだろうか?
これは、自分なりに3つのポイントに着目した。
①ポストの見つけやすさ
まずポストが見つからないとどうにもならない。いかにもポスト!というような見た目ならばまず問題無いが、遮蔽物に遮られやすい構造や見た目をしているモノもある。
②口バネの弱さ
口バネとは自分が勝手に名づけたものであるが、投函物を入れる箇所に大抵付いている金属の暖簾?のようなものである。
これのバネが強いと片手で投函することが難しい。
③片手で投函できる構造
後述するが、投函するために両手を使わないといけない構造のポストが存在する。②にも関係するが、口バネが強いと片手で投函することが難しいことになってくる。
この3つのポイントを主軸に今良く見るポストの例を挙げて解説していこう。
・埋め込み式ポスト
最もポピュラーであり団地に多い。銀色のポストはバネが弱く、色が濃ければ濃いほどバネが強い(気がする)。
大抵片手で投函することが可能なレベルのバネ強さであるが、何かしらのロゴがどこかに書いてあるとバネが強い傾向にある。7の刻印のあるポストはバネ強さが最強クラスなので注意。
また、埋込式ということからよく見えなかったり、植木などの樹木等で隠れてしまっている場合がある。
見つけやすさ☆☆
口バネの弱さ☆~☆☆☆☆☆
片手投函楽さ☆☆~☆☆☆☆
・昔ながらのポスト
こんな感じのポストは素晴らしい。バネが最弱クラス、物によっては口が開けっ放しの種類もある。大抵表札の近くにおいてあり、中々存在感もある。
見つけやすさ☆☆☆☆
口バネの弱さ☆☆☆☆☆
片手投函楽さ☆☆☆☆☆
一体型ポスト
このポストは最悪のポストである。ポスティング業界ブチギレである。
バネが強い。たて型なので入れにくい。家主がズボラだとすぐ貯まって入れられない。
インターホンが大抵上に付いているので中途半端な高さがイライラを募らせる。
バイトが敬遠するので広告チラシが少なくなることから逆におすすめかも知れない。
見つけやすさ☆☆☆☆
口バネの弱さ☆
片手投函楽さ☆
・洋風ポスト
これは片手に投函物をもっていると、持っていない方の手で開けざるを得ない。
また、ヒンジの音がうるさかったり、開閉音が出るので家の人が来るのではないかと少し憂鬱になる。
見つけやすさ☆☆☆
口バネの弱さ☆☆☆☆☆
片手投函楽さ☆
・新世代ポスト
真ん中のはまだしも、入れ方がわからない。そもそもポストだと認識できない。
ある程度ポストに慣れてこないと頭の中が?????となるだろう。
もれなく片手では投函できないのもミソ。
見つけやすさ☆☆
口バネの弱さ☆☆☆☆☆
片手投函楽さ☆
・ハンドメイドポスト
ものによって形は千差万別であるが、大抵口バネが付いておらず入れやすい、が、これまた大抵ペンキが剥げているのであまり触りたくない。
ハンドメイドのポストを使うような家は大抵ロハスな感じなので樹木に遮られ見つけにくいことが多い。
見つけやすさ☆
口バネの弱さ☆☆☆☆☆
片手投函楽さ☆☆☆
こんなもんですかね。
これまで挙げたポストをランキング化すると
昔ながらのポスト
埋め込み式
洋風
新世代
ハンドメイド
一体型
こんな順番になる。
ぶっちゃけ自分でポスト買う時は自分じゃ投函しないから回収しやすさとかデザインで選んだほうが良いと思うけどねー