「童貞を殺す服」では童貞を殺せない
そういえば「童貞を殺す服」ってちょい前にあったなって思って調べてみたら、
「そんなんじゃ虫も殺せねえよ!!」
ってなったので「童貞を殺す服」では童貞を殺せないことについて考察する。
まず、考察する前に定義をまとめる所から始めようと思う。
①定義および前提
・童貞を殺す服とは?
「女性への免疫が弱い、もっと言うと女性経験が無い男子(婉曲な表現)に対して、怯えさせたり警戒させる事なく距離を詰めて捕食できる、肉食系女子が清楚さを装った服装の事である。 」(pixiv百科事典より抜粋)
ここを読むと、そもそもは「外し方がわかりにくい下着」を指す言葉として生まれたらしいのだが、現在においては上述の定義で問題ないだろう。
・「殺す」とは?
捕食。食う。セックスで問題ないだろう。
・「童貞」についてのエイミング
この文脈で想定される童貞を定義したいと思う。
流石にショタちんぽを食べるワケでは無いだろう。ネットにおける「童貞」はほぼニアイコールで「オタク」と用いられる。
その中には「童貞であることがバッドステータスである」という意味が含まれることから、童貞を蔑視し始める年代、大学生(18歳)以上が想定される対象だと考える。
このことから「童貞」=「18歳以上であり女性経験の無いオタク趣味の男性」と定義する。
・二次三次
「童貞を殺す服」は二次絵、三次の写真にて触れ合う機会があるが、今回は三次に絞って考察したいと思う。理由は自分がそうしたいからだ。
②「童貞を殺す服」を見てみよう
定義づけができたので、次は実例を見てみよう。「童貞を殺す服」で画像検索を行った結果がこれだ。
pixiv百科事典にもあったが、大体の服に
・乳袋
・ウェストを絞っている(ように見える)
ような
印象を受ける。
ではここから本題の「「童貞を殺す服」では童貞を殺せない」根拠を述べていこう。
③本題についての根拠
Ⅰ《自分たちの知らない領域の服装である》
「童貞を殺す服」と形容されるように、自分たちはあの服が本当はどんなジャンルでどのように呼称されている服なのかわからない。
人間は自分が知らない領域のモノは忌避し、否定することが多い。
特にオタクはファッション関連に弱いことが殆どであり、ハイセンスな恰好には恐怖することすらある。
Ⅱ《オタクは弱い生き物である》
一般的にオタクというものは非難されて生きている。
中高生の時からオタクだった人間は、サッカー部や野球部のようなウェイ系やイケメンモテモテメンズから虐げられ、教室の隅っこ、図書室でしか生命を維持できない生き物である。
スクールカーストとしては最底辺で、もちろん女性との接点も皆無である。
大学生になっても性根は変わらず、女性への免疫がないまま成人していく。
ここから考え付くことは、
オタク「「童貞を殺す服」を着た女性は自分らの知らない領域で見る分にはシコれるけど実際に会ったら怖い。自分らみたいなゴミクズじゃ目も合わせられない」
となっていくのではないだろうか。
つまり、「童貞を殺す服」は「強い」のだ。弱いオタクに対して「童貞を殺す服」は脅威であり畏怖を覚えるのではないか。
定義にも記したようにオタクは女性経験が無い。そこで歪みが生じてくる。
Ⅲ《オタクは自分より弱い女性を好みやすい》
自分ではウェイ系のような面白さも無いし、モテモテメンズのように経験があるわけでもないのでどうリードしていいのか解らない。でも馬鹿にされたくない。だから自分より弱そうな女性に惹かれる。
背は低く、顔は小さく、服装は派手でなく、化粧はすっぴん(だと勝手に勘違い)。手が小さくて、男性経験は無く、気が弱そう。そんな女性を求めている。
処女信仰やロリコン趣味もこの要素が内包されているだろう。
もう結論は出たようなものだ。
④結論
童貞(=オタク)は弱い生き物であり、自分より弱い女性を求める傾向がある為、童貞から「強い」印象を与えさせる「童貞を殺す服」では童貞は殺せない。
もう少し簡単に砕けて自分なりの言葉で説明すると
ぶっちゃけあんな恰好してる女とか清楚系ビッチっしょwと勝手にレッテル貼りして逃げる口実を作り、目も合わせられないまま退散するに違いない。
こんな記事を書かれているくらいである。オタク共はもう「童貞を殺す服」なんて周知だ、っていうか使われてる界隈がそこしかない。
どうせ「童貞を殺す服」を着た女性を前にしたとしてもその後に仲間内で
「あれマジで童貞を殺す服だったよなwワロタw」
とネタにすることしかできないだろう。
⑤ではどうしたら童貞を殺せるのか
ここでどうすれば童貞を殺せるのか考えてみよう。簡単だ。先ほど論じた「童貞を殺す服」では童貞を殺せない理由を真逆にすればいい。
自分たちでも知っている服装であり、弱さを演出できるようなものを着ればいいのだ。
私はこれを「グレーのパーカー」と結論の一つとして挙げたい。
もちろんオタクが一着どころか何着も持っている服だし、自分が着ているからこそ自分の体格と小さいことが多い女性を比較することができ、視覚的に弱さを感じることができる。
派手な服装でもないし、明らかに狙った服装でもないポピュラーな服装だと感じられる。(オタクにとっては)
また、柔らかい生地であるため、体の柔らかさも演出出来(個人的には肩辺り)、弱さの演出には完璧であろう。
⑥最後に
グレーのパーカーを着た背の低い女性がぼくはだいすきですきゅうこんしたくなります