実写版「BLEACH」を観ました【ネタバレ回避の感想・レビュー】
こんにちは、莫迦みたいに暑いですがいかがお過ごしでしょうか。
私は日本でも暑くて有名な地域に挟まれている場所に住んでおり、連日35~38℃の中過ごしています。
そんな中、漫画原作実写クソ映画ハンターとしては相当アツいタイトル「BLEACH」が先日封切りされましたので観てきました。
まずは公式ホームページから。
原作はジャンプのオサレバトル漫画として有名な漫画「BLEACH」であり、半分ネタにされながらも多くのファンと中二病患者を生み出した名作です。
私も読んだのはだいぶ前ですが、愛染編?までは読んだ記憶があります。
今回は、原作1巻~みたいな感じで久しぶりに一護の制服姿を見た気がします。
感想ですが、あまりにもくだらないクソ映画であり、褒める箇所が本当に見つからないです。
私の個人的ないままで見た漫画原作実写映画の中で詰まらんかったのは、「バクマン。」と「ジョジョの奇妙な冒険」でしたが、この二作品を優に超えるダメダメ映画でした。
(有名な「デビルマン」は見たことがないです。)
ネタバレ抜きでクソ要素を羅列すると
・ルキアを似せに行く気が無い
→見た目を似せに行く気が無いのは逆に成功する漫画原作実写映画の共通点だったりしますが、見た目じゃない所すら似せに行く気が全く感じられません。
朽木ルキアというキャラクターは、(少なくとも序盤は)ちょっとキツめな美少女だけどちょっと抜けてるというか、表情は口調のキツさとは逆で結構豊かだったりします。
そこが再現されていないので、ただの無表情で言うことが利己的なキツい女、という印象を受け、単純に魅力のないキャラクターに見えました。
・アクションシーンが短い、ショボい、よくわからない
ブリーチはそもそも虚と戦うアクションバトル漫画なので、勿論この映画も虚とのバトルシーンも期待するものでしょう。
正直かなりいまいちでした。戦う相手が悪い。
アクションシーンは謎の修行パートで削られ、2時間映画でたぶん20分も無いかな?ってかんじです。
クライマックスで戦う虚が、なんか乾いたマリモから触手が伸びてきて攻撃してくるんですが、一護は終始その乾いたマリモの触手をもがきながら振り払うジーンが続きます。
これじゃ何が起きてるのかよくわからないし、触手に捕まってばっかりなので一護がオサレにアクションする時間も短めです。
・全体的にテンポが悪い
なんか、話の進みがすっごい悪いというか、変な間というかセリフの溜めが長いし多いです。
確かにもう1エピソード詰めると詰めすぎなのでしょうがない節はありますが、なんだかなぁって感じです。
・阿散井、白夜がショボい
この二人、原作ではかなり重要なポジションにいますが、雰囲気が本当にショボい。
阿散井は原作でもそんな節はありますが、絶妙なバランスを再現できずただのチンピラ、白夜に関しては色物和装系ビジュアルバンドの兄貴的ポジションの人って感じで原作の余裕のある大物感が無くオッサン感まであります。なんでこのタイミングで出てくんの感もありますが。
総評としては、福士蒼汰を見たい!という需要しか満たせない本物の時間の無駄です。
私は生まれて初めて映画館で映画を見ていて途中で帰りたくなりました。
ジョジョや鋼ののような最近の微妙な漫画原作実写映画も総評すればいまいちですが、面白い瞬間は確かにありましたが、ブリーチはそれもありませんでした。
金曜ロードショーで見ても後悔するレベルです。こんなの1800円払ってみるならブックオフで18巻まで買って読んだほうが189倍楽しめます。
とりあえず感想は以上になります。ありがとうございました。